外国人が日本で安定した生活を築くためには、「永住権(永住許可)」の取得が大きなステップとなります。この記事では、永住権のメリットや申請条件、必要書類、審査期間、注意点など、永住申請に必要な情報をわかりやすく解説します。
外国人の永住許可申請を専門サポートしている行政書士が、皆様へ実践的な情報をお届けします。
目次
永住権(永住許可)とは?
永住権とは、在留期間の更新が不要で、活動制限もない在留資格のことです。法務大臣から「永住許可」を受けることで取得できます。ただし、永住許可は申請すれば必ず得られるものではなく、厳格な審査があります。
日本の永住権を取得するメリット

永住申請の主な要件
永住許可を得るには、以下の3つの要件を満たす必要があります
- 素行が善良であること(犯罪歴・交通違反などが問題ないこと)
- 独立した生計を営むに足りる資産または技能を有すること(年収などが基準を満たすこと)
- その者の永住が日本国の利益に合すると認められること(在留年数を満たし、納税などの義務を果たしていること)
自分が要件に該当してるかわからない方は以下の出入国在留管理庁の永住許可申請セルフチェックシートで確認してください。1つでも「いいえ(No)」に該当した場合、永住許可申請は「不許可」となる可能性が高くなります。
なお、「いいえ(No)」が1つもなかったとしても、永住許可申請の「許可」を約束するものではありませんのでご注意ください。
永住許可申請の流れと必要書類

- 要件の確認
- 必要書類の収集・作成
- 入国管理局への申請
- 審査
- 結果の通知
※個人の状況により異なります。専門家による確認をおすすめします。
審査期間と結果通知

永住許可の審査は、標準処理期間として4ヶ月から6ヶ月と出入国在留管理庁のホームページに記載してますが、場合によっては6か月〜1年程度かかると思っていたほうがよいでしょう。結果は、入管からのはがき通知で知らされます。不許可の場合でも再申請が可能です。
よくある不許可の原因と対策

※事前の自己チェックと専門家のアドバイスが重要です。
永住申請を成功させるためのポイント

行政書士に依頼するメリット

よくある質問(FAQ)
配偶者ビザでの在留は何年で永住申請できますか?
原則「結婚後3年かつ日本在住1年以上」で要件緩和が可能です。
年収が300万円未満でも永住申請できますか?
一定の生活基盤や配偶者の収入等で補完できるケースもあります。
就労ビザでも永住申請できますか?
10年以上の在留(うち就労資格で5年以上)があれば可能です。
まとめ:確実に永住権を取得するために
永住許可申請は、人生設計において非常に重要なステップです。要件や提出書類は細かく、少しのミスが不許可の原因になることもあります。
永住申請でお困りの方は、ぜひ実績豊富な当事務所にご相談ください。
初回相談は無料。オンライン相談にも対応しています。